平成26年10月 ササニシキ復権物語
 大崎耕土が豊穣の秋を迎えました。すでに新米を堪能された方もおられるでしょう。
 アグリ大国大崎にこの度新たな復興支援の助っ人が誕生しました。古川カントリーエレベーターです。東日本大震災により、甚大な被害を受けた農業用作業場や乾燥機等の代替え施設として国の復興交付金事業を活用した多目的カントリーエレベーター(米穀の大型乾燥、調整、貯蔵施設)がこの秋から稼働しております。
 しかも新カントリーエレベーターは、ササニシキの復権を目指すというミッションを担っております。
 大崎は、ササニシキの誕生地です。JR古川駅広場に大きな看板塔と顕彰碑が建っています。かつて「ササ・コシ戦争」「東の横綱」と称されたトップブランドでしたが、冷害に弱い、作りにくいと栽培農家から敬遠され、姿を消してしまい幻のお米になってしまいました。
 しかし、炊きあがりの香りの良さとあっさりした食感、寿司飯や和食、おむすびに最適と料理人や和食通のファンからの熱望に応えて誕生したのが、ササニシキの特徴を保ちつつ、ササニシキの弱点を克服した「東北一四九号」です。現在試験栽培中、来年から本格的に一般作付けが始まります。大崎市ではこの春このお米に「ササ結(むすび)」と名付けました。 昨年の暮れに日本の「和食」がユネスコ無形文化財に登録され、日本の食文化が世界に発信されようとしております。
 新しいカントリーエレベーターを拠点に和食の主役「お米」。その横綱「ササニシキ」を復権する好機です。

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