平成26年2月 うま年お薦め深訪
 大崎市内に今年の干支「午(馬)」に由来する地名やスポットが沢山あることにお気づきでしょうか?
 馬は百万年以上前に誕生した動物で、日本に渡来したのは弥生時代末期だと言われています。その馬が人間と係わり、軍事、輸送、農耕、娯楽、スポーツなどに主要な用途を果たしてきました。
 私達の生活に深く係わるようになった「馬」に由来する大崎市内の地名を探してみると、大字では、大崎軍、伊達軍の戦いの際、中国の古例に倣い乗馬を放したことから地名となった「馬放」や、馬の放牧地・寄場であった「馬寄」、池・沼・川べりのアイヌ語説での「馬櫛」。小字では、騎馬に係わる「馬場」、や馬の霊を慰める「馬頭観音」など二十ヶ所以上もあります。
 又、馬に係わるスポットでは、古川台町に古川馬車鉄道の起点を伝える「古川馬車鉄道記念時計台」「古川馬車鉄道デザインフェンス」があります。鳴子温泉鬼首の荒雄川神社には明治天皇の御料馬であった金華山号を祀る「主馬神社」が鎮座しています。中山平には大正天皇献上馬「玉鳴号像」があります。馬産地である川渡には「馬市」跡地があります。
 当地方は、俳人松尾芭蕉が尿前の関を越え、封人の家で詠んだ句「蚤虱馬の尿する枕もと」のように人馬が寝食を共にする生活背景の地であったことも伺えます。
 「午年(馬)」の今年、古くから生活の積み重ねの中で生まれた「馬」に由来する地名やスポットを訪ね、地域の歴史や文化を回想することをお薦めします。

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