平成26年1月 復旧から再生・発展へ
 新年明けましておめでとうございます。
 市民皆さまにはご家族おそろいで、希望に満ちた新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

実感できる震災復興
 早いもので東日本大震災から3年目となります。昨年は復旧・復興に向けた事業を着実に実施し、その作業は順調に完了に向かっています。
 本年は、震災復興計画における再生期に入り、発展期に向けて加速する年であり、防災機能の強化や被害の大きかった中心市街地の活力再生など、市民一人ひとりが復興を実感できる取り組みを進めてまいります。
 災害公営住宅は、市が鹿島台・田尻地域に整備する50戸と、民間から買い取る古川地域の七日町、駅東、駅前大通、十日町の120戸について、平成26年度中の完成を目指しております。
 デジタル防災無線は、大規模な災害の発生に備え、災害緊急情報や避難勧告などを発信する情報伝達手段として、平成26年度より同報系無線局の施設整備を進め、防災・減災体制の一層の強化を図ってまいります。
 東北電力女川原子力発電所の再稼働問題については、原子力規制委員会が示している新基準の運用や原発が立地する自治体の対応など、県や周辺自治体と情報共有を図り、慎重な判断を行ってまいります。

話し合う協働のまちづくり
 話し合いを基本としたまちづくりを推進するための「話し合う協働のまちづくり条例」が、議会の議決を経て本年4月1日に施行します。より住みよい暮らしの実現と市民皆さまの声が生かせるまちづくりを進めてまいります。

施設整備による都市機能の拡充
 大崎市民病院の本院建設事業は、関係皆さまのご尽力により、震災の影響を最小限にとどめることができました。本年3月末の竣工、7月1日の開院を目指してまいります。
 夜間急患センターは、開設準備委員会を設置し、運営体制や施設整備などについて、検討を進めてまいります。
 新図書館施設は、公募型プロポーザル方式による基本設計が本年3月中に完了します。平成28年度中の開館を目指して、さまざまな世代が交流する、賑わいの中核となるよう取り組んでまいります。

利便性の向上とインフラ整備
 鹿島台駅周辺整備事業は、JR東日本と協定を締結し、仮駅舎設置に着手しております。平成27年度の完了を目指し、新駅舎や東西自由通路の整備などを進めてまいります。
 三本木地域の地域内交通は、乗降場所が自分で決められる(フルデマンド方式)予約型乗り合い交通として、本年4月から実証運行を進めてまいります。
 岩出山総合支所前からあったか村をつなぐ都市計画道路岩出山中央線の改良工事は、平成25年度中の完成を目指し、工事を進めております。
 待望される国道108号古川東バイパスは、一部が供用したことで、大幅に渋滞が緩和しており、早期の全線開通を目指してまいります。
 国道108号花渕山バイパスは、国の直轄権限代行による掘削工事が進み、平成27年度の全線開通が見込まれております。
 検証により足踏み状態にあった、鳴瀬川上流の筒砂子ダム、田川ダムの建設事業については、大崎地方に大きな恵みを与える治水や利水を担い、国の直轄事業として再スタートすることが決定しました。

充実した教育・保育・子育て
 松山幼稚園と松山保育所の建て替えは、教育的機能と福祉的機能を併せ持つ一体的な幼保一元化施設としての整備を進めてまいります。
 保育所の待機児童は、昨年認可された一施設のほか、平成26年度に古川地域に民間の保育施設が二つ新設開所されることで、大きく減少することが期待されます。
 本年は、教育・保育・子育て支援の充実を図るために、子ども・子育て支援事業計画の策定を進めてまいります。

豊かで力強い産業振興
 昨年末、性急に決定された減反に関する農業政策の大転換を非常に懸念しております。本市への影響を分析し、基幹産業である農業をより力強いものとする施策を展開してまいります。
 カントリーエレベーター事業は、国の復興交付金事業の採択を受けて富永地区での用地造成工事が完了し、平成26年産米から活用できるよう本体工事を進めてまいります。
 企業誘致による経済の活性化と雇用の安定化を促進するため、古川インターチェンジに近く、交通アクセスに優れた北原工業団地の整備に積極的に取り組んでまいります。

魅力を引き出し交流人口を拡大
 市の魅力発信やイメージ向上の取り組みとして、みやぎ大崎ふつふつ共和国のイメージキャラクター「パタ崎さん」を広報大臣に据えて情報発信を推し進めると共に、「発酵」をテーマに既存商品を磨きあげ、自然、素材、技術などの地域資源にこだわった取り組みを進めてまいります。
 観光事業は、昨年二度目の仙台・宮城デスティネーションキャンペーンが開催され、横綱白鵬関を起用した観光ポスターや、JR東日本のコマーシャルで吉永小百合さんが鳴子温泉を訪れた効果などもあり、観光客が増加しました。今後も交流人口の拡大を図り、観光立市を目指してまいります。
 東北新幹線の開通を縁に、台東区と旧古川市が昭和59年1月14日に姉妹都市盟約を締結してから、本年で30周年を迎えます。さらなる新たな交流促進への願いを込め、3月に記念行事を開催いたします。

復旧・復興から再生・発展の年に
 昨年は、プロボクシングの藤岡奈穂子さんが、WBA女子世界スーパーフライ級王座を奪取し、日本人女子で前人未到の世界二階級制覇を成し遂げました。また、岩出山高校三年の今野龍太さんが、東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト指名され、大崎市初のプロ野球選手が誕生するなど、明るく希望に満ちたできごとが、私たち大崎市民にとって大きな励みとなりました。
 今年の干支「午」は、物事がが「うま」くいく縁起のいい動物で、「天馬空を行く」の格言のように勢いのよい例えもあります。これにあやかり、本年は震災復旧・復興を再生・発展につなげながら、宝の都(くに)・大崎の実現に向け邁進してまいります。
 市民皆さまのご多幸を祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

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