平成25年7月 感動!三浦雄一郎さん
 冒険家でプロスキーヤーの三浦雄一郎さんが、標高八八四八メートルのエベレスト登頂に成功しました。八十才七ヶ月、史上最高齢での世界最高峰の登頂という快挙です。
標高八千メートル超の山は「デスゾーン」と呼ばれ、酸素濃度は平地の三分の一で、秒速三十〜四十メートルの強風は珍しくなく、気温も平地より五十度前後低く、高所医学専門家が「人間の生命力の限界点」という「死の領域」での登頂です。
 日本人男性の平均寿命は七九・五五才。世界トップの水準であります。高齢化社会はとかく悲観的に語られることが多い中で、三浦雄一郎さんが平均寿命を上回る年齢での登頂は、高齢者に夢と希望をもたらし、人類の可能性を広げた意義はきわめて大きいのです。しかも、三浦雄一郎さんは七十六才の時、スキー場の事故で大腿骨や骨盤を骨折したが、リハビリで克服し、持病の不整脈を抑えるための心臓手術を受けるなど、試練を乗り越えて八十才での偉業であります。三浦雄一郎さんに触発されて他分野で三浦雄一郎さんのように夢を諦めず活き活きと輝きチャレンジする高齢者が登場してくることが予感されます。
 長寿社会は長く寿ぐ社会を実現することです。健康な体の維持を目指す、健康長寿社会を実証した三浦雄一郎さんに惜しみない拍手を送ります。国は三浦雄一郎さんを讃え「三浦雄一郎記念日本冒険家大賞」を創設しました。三浦雄一郎さんの快挙はシルバーやゴールドを超えるプラチナ社会の創造といわれる新しい日本の形、姿を予見させるだけの大事業でありましょう。

 アッパレ!感動!三浦雄一郎さん!
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