平成24年4月 音楽が聞こえる都市(まち)づくり
  大震災から一年を迎えた三月十一日3・ おおさき震災復興フォーラムを開催しました。東日本大震災に学ぶ・・・あの日を忘れない!復興に向けた地域の役割、行政の役割をテーマに地域代表者によるパネルディスカッションに続き、古川北中学校一、二年生百六十四人による「心ひとつに〜夢と希望と決意をもって〜」の合唱、そして東北を代表するジャズバンド「安田智彦ビッグバンド」による復興支援コンサートを開催しました。
 大崎市では昨年十一月に発表した震災復興計画の柱の一つに「音楽が聞こえる都市(まち)づくり」の推進を掲げております。音楽は私たちに心の安らぎと元気を与え、絆を強め、明日への夢と希望を与えてくれます。震災にうち拉がれている今こそ、市民を復興に向けさせる機能を期待しております。
 歴史の事実と秘話を紹介します。日本中が焦土と化した先の大戦から、奇跡の復興を成し遂げた時も音楽が大きな役割を果たしました。進駐軍とともに日本に入ってきたジャズは、豊かな国アメリカの象徴として大ブームを起こしました。おおさき松山が生んだ昭和の大御所歌手フランク永井さんも当時はジャズ歌手としてデビューしております。
 敗戦に打ち拉がれた当時の日本人に元気を与えてくれた並木路子さんが唄った「リンゴの唄」は戦後の大ヒット曲になりました。その「リンゴの唄」の作曲家万城目正先生の先祖が伊達藩の家臣で、万城目正先生のお墓が仙台の龍雲院にあります。宮城県は「リンゴの唄発祥の地」でもあります。
 大崎市内にはたくさんの音楽グループや活動が展開されております。大崎市は毎月十一日を「歌の日」として歌声のある都市(まち)づくりを進めてまいります。
 元気の出る音楽、勇気づけられる音楽、復興につなげる音楽。みんなで育んでまいりませんか!
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