平成18年8月 夏まつりの季節だ!
 今年も市内各地で、夏祭りや納涼大会が元気に開催されます。私も可能な限り、まつりを体感したいと楽しみにしております。

 楽しみの一つは子どもたちの姿です。まつりにはどこでも小さなお子さんの姿があり、それがまつりを一層心和むものにしてくれます。家庭や学校とはまた違った雰囲気の中、子どもたちの笑顔あふれる光景はとても心地よいものです。子どもたちにとっても、自分の住んでいる地域、故郷を知ることができます。まつりは子どもと地域をつなぐチャンスでもあります。

 二つには、新市一体化への期待です。1市6町の合併まで紆余曲折がありました。一応、「新市のかたち」はスタートしたとはいえ、新市一体感を醸成し、市民が一つにまとまる時間が必要でしょう。まつりは、娯楽としての楽しみを通して、地域の人たちが触れ合い、人間関係や地域に共同体としてのぬくもりを醸してくれます。まさに市民一体化へのチャンスです。この機会に、ぜひ各地域のまつりにも積極的に参加しましょう。

 三つには、地域活性化への期待です。まつりを一過性に終わらせることなく、観光産業として、地域の活性化を図るチャンスとしてとらえるべきでしょう。観光は旅行消費で24兆円、波及効果55兆円、雇用効果210万人とも言われております。しかも観光に求めるニーズは、ふるさと回帰、自然回帰へと大きく変わってきました。自然や文化、歴史環境にゆったり浸かり、食や匠の技に直に触れ、土地の人との心通う会話で和みを求め始めてまいりました。本市は観光・地域資源の宝庫です。

 今年の夏は、まつりに積極的に参加し、まつりを通して地域に元気を取り戻し、夢と希望の実現に向けて力強くその一歩を踏み出してまいりましょう。
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