平成21年10月 悲願の花渕山バイパス起工
 先月、中断していた国道一〇八号花渕山バイパスの起工式が、村井知事や青山国土交通省東北整備局長、国・県・市議会議員、地元関係者が出席して熱気の内に行われた。鬼首神楽「翁舞」も披露され、六年ぶりの工事の再会に感謝し、工事の早期完成と安全を願った。
 国道一〇八号は本市を横断し、石巻市と秋田県由利本荘市を結ぶ全長約百九十キロ。現道鳴子ダム東側区間が狭隘、危険箇所が多く、代替路としてダムの西側を通すバイパスを県事業として着手しておりましたが、地滑り兆候により工事を中断。一昨年現道が土砂崩れで一ヶ月半も通行止めとなり鬼首地区が孤立。鳴子の町まで十五キロで通えるのに秋田県湯沢市と山形県新庄市を迂回して約百五十キロ、三時間もかけて通う不便を強いられました。地元にとっては町へつながるたった一本の道路。生活の道路、命の道路であります。地元の悲痛な叫びが国を動かし、異例の直轄権限代行事業、国の事業として再開。深謝、感動、感激。
 東西八十キロの本市にとって、地域の一体性を高めるためにも、救命救急搬送や災害時の救護活動など安全で安心なまちづくりを目指すためにも道路は必要不可欠でありますし、地域振興、観光振興、物流手段としても道路網整備は重要であります。
「真に必要な道路は造る」と、どの政党も政治家も異論を唱えません。是非、地域の視点で議論、実現していただくことを切望します。
政権交代。地域主権を掲げる新政権が、地域住民の熱望する花渕山バイパス事業を立ち止まることなく加速していただくことを願っております。
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