平成21年8月 400年の時を経て
 7月5日記念すべき仲人役を務めました。
北海道当別町の泉亭町長と愛媛県宇和島市の石橋市長からの依頼を受け、両市町の姉妹都市締結調印式を本市岩出山の有備館で執り行いました。
 当日は局地的どしゃ降りの悪天候でしたが、調印式の時刻には雲間から太陽が顔を出し天界、自然界からも祝福されて無事調印式を終えることができました。
 本市と当別町、宇和島市は伊達家の縁で繋がってまいりました。岩出山は、政宗公が仙台へ移るまでの12年間青年時代を過ごしたところであります。政宗公には、14人の子供がいましたが、長男秀宗公は幼少時代を岩出山で過ごし秀吉、家康の人質を経て、大阪冬の陣の戦功により伊予宇和島郡を与えられ、初代宇和島藩主となり、9代250年に亘り宇和島伊達家の歴史を刻んでまいりました。
四男宗泰公が岩出山伊達家を継ぎ、10代当主邦直公が家臣とともに北海道開拓で当別に入植しました。
こうした歴史的な縁で、旧岩出山町と宇和島市、当別町が姉妹都市になり、三市町で友好交流が始まり、大崎市に引き継がれました。この度当別町と宇和島市の間で姉妹都市の話がまとまって、実家である大崎市岩出山で四百年の時を経て、めでたく契りを結びました。
 私も2年前当別町を訪れましたが、この度調印式報告を兼ねて宇和島市を訪れ、藩主の菩提寺や伊達記念館など、宇和島伊達家の歴史を訪ね歩くとともに、今後の友好交流を推進してまいりました。
 今後、歴史的な縁をベースにして教育、文化、観光、経済の交流を深め、新たなトライアングル(三極交流)を築いてまいります。
 酷暑を迎えます。ご自愛の上、夏祭りと姉妹都市交流にも積極的にご参加下さい。
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