平成21年3月 大崎版グリーン・ニューディール
 今、グリーン・ニューディール政策が期待を込めて注目されております。
 元祖ニューディール政策は80年前、世界大恐慌からの脱却を目指して、ルーズベルト米大統領が採った内需拡大を図る大型公共事業政策であます。オバマ新大統領は環境対策のグリーンを冠に付け、地域温暖化や農林漁業政策、産業のグリーン化、クリーンエネルギー振興を総合的、有機的に連携融合させて、100年に一度とも言われる経済不況からの脱却と、地域温暖化対策の地球的規模の2大課題を解決しようとこの政策を打ち出しました。
 今世界中に広がりつつあり、我が国でも総理の指示で環境相が各省庁と連携をとりつつ、日本版グリーン・ニューディールを策定中であります。
 私もこの政策に非常に興味を持ちました。今、庁内に大崎版グリーン・ニューディール政策に関する研究会を立ち上げ、大崎市の持つ一次産業の特性や資源を最大限に活かし、足腰の強い持続可能なグリーン産業や雇用を創出するチャンスと捉えております。
 21世紀は命(食・健康)、環境の時代です。命、環境なら大崎にお任せ下さい!
 本市は、豊かな森林、日本の原風景を代表する里地・里山に抱かけ、温泉番付東の横綱に認定された温泉資源、渡り鳥に選ばれた自然環境の楽園、多様な生物に育まれ、正にグリーン産業の可能性に満ち満ちた宝庫です。
 今、進めようとしている環境保全型農業、市民の森づくり事業、グリーンツーリズム、バイオマスタウン構想、ラムサールトライアングル・雁の里構想の実践地域でもあります。
大崎の宝、資源、素材を活かし、国や県の政策にも呼応し、グリーン産業の振興と商品化、地産地消、クリーンエネルギーの開発を積極的に進め、新たな雇用をも生み出す可能性を秘めた大崎版グリーン・ニューディールのグランドデザインを皆さんと一緒に描き実践していきたいと思います。
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