平成21年1月 天地人と宝の都(くに)
 明けましておめでとうございます。
 希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 さて、合併から三年目の昨年は、大崎市総合計画や行政改革大綱に基づき各種施策に着手する「挑戦元年」と位置づけ、総合計画の将来像「宝の都(くに)・大崎」の実現に向けて、大きな一歩を踏み出した年でした。
 こうした中、予想もしなかった「岩手・宮城内陸地震」が六月十四日に発生し、甚大な被害により市民生活は大きな影響を受けました。その多くは復旧しましたが、上野目小学校や市道鎌内線など復旧途中にある施設や道路もあり、早急な復旧に取り組んでおります。
この地震の被害に対しましては、全国から励ましや義援金を寄せていただきましたことに、改めて心より感謝申し上げます。さらに、震災からの復興が進む八月に開催された大相撲大崎場所は、市内外から多くの皆様に観戦いただき、地域の活性化や明るさ復活の機会ともなりました。
 観光関連産業におきましても、風評被害など厳しい状況が続きましたが、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン本番に向けた関係皆様の並々ならぬご努力と多くの皆様からのご支援、さらには鳴子の米プロジェクトをモデルとしたNHKドラマ「お米のなみだ」の全国放送、リゾートトレインみのりやSLの運行により、全国から多くの皆様に大崎市を訪れていただき、賑わいを取り戻すことができました。
十月三十日には、古川地域の「化女沼」が、韓国昌(チャン)原(ウォン)市で開催された第十回ラムサール条約締約国会議において「蕪栗沼・周辺水田」に続き、二ヵ所目の湿地として登録されました。今後、地域の皆様との協働により、湿地の保全と賢明な利用を推進し『渡り鳥に選ばれたまち・大崎市』として、自然環境の保全と環境・循環型社会の構築に努めてまいります。
 合併四年目を迎える今年は、米国発の世界的な金融危機が地域経済に暗い影を落とし、景気の長期低迷が懸念されております。これらの影響を受けて本市財政も一段と厳しさを増すことが予想され、市民力の結集と集中改革プランに基づく行政改革を一層推進し、この難局を乗り越えてまいりたいと考えております。
このような状況を踏まえ、喫緊の課題である景気・雇用対策を推進するとともに、総合計画を着実に推進するため、重点施策である大崎二十万都市への挑戦、大崎産業革命の推進と一万人雇用機会の創出、大崎市流地域自治組織の確立、大崎市民病院本院と岩出山分院の建設、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン効果の定着に向けたリゾートトレインみのりの活用や、豊かな観光資源を満喫いただける取組などを関係皆様と共に進めてまいります。
また、農商工の連携による大崎ブランドの確立や地場企業の活性化、企業誘致や農工団地の整備、交流の促進など個性豊かな魅力あるまちづくりを推進してまいります。
今年の干支「丑」、私も年男です。食料や労働など社会に密接な関わりがあり、粘り強さと誠実が特徴と言われております。市民皆様のご理解とご協力の下、干支が意味する「誠実と粘り強さ」をキーワードに、豊かな自然や多様な人材などの多くの宝に磨きをかけ、二兎を追って二兎を得る大崎市流の改革を積極的に推進し、更なる躍進を目指します。
 今年のNHK大河ドラマは「義」と「愛」に生きた上杉家の家老直江兼続を主人公とした「天地人」であります。いみじくも私のコラムと同じタイトルであります。「天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。」十四万市民が心を一つに、難局と可能性に果敢に挑戦し「宝の都(くに)・大崎」づくりを推進してまいりましょう。
市政運営に対しまして、市民皆様の一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、ご健勝とご発展をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
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