令和5年10月第60回政宗公まつり

 9月9日・10日の2日間、岩出山で政宗公まつりが4年ぶりに60回を記念して、多彩な企画で盛大に開催されました。
 伊達政宗公は、天正19(1591)年に豊臣秀吉の奥州再仕置により、米沢から岩出山に入部し、仙台に移る慶長8(1603)年までの12年間、岩出山城を本拠として、伊達なクニづくりの基礎固めを始めた地であります。
 農業用水と城の外堀を兼ねた内川はこのとき造られ、世界かんがい施設遺産や、大崎耕土の世界農業遺産認定につながりました。
 政宗公まつりは、昭和39(1964)年、仙台青葉城跡に建立されていた「政宗公平和像」が、岩出山城山公園に移設されたことを契機に、伊達政宗公の遺徳を偲び、その業績を顕彰し、歴史を長く後世に伝えることを目的に始められました。
 まつりの最大の見せ場は「伊達武者行列」。今から約430年前の元禄元年、3000人もの大勢を率いて岩出山を出発し、上洛する武者姿を再現したものです。
 伊達者(だてもの)と称賛された、きらびやかに身を装った騎馬武者隊・甲冑武者隊などの勇壮な様子は、まさに動く戦国絵巻そのものでありました。
 私も徳川家康役で参陣しました。
 徳川家康は、政宗公が岩出山入部に際し、先んじて岩出山に入り、岩出山城を整備しており、岩出山縁りの武将です。その家康役で騎馬武者行列の先陣を切りました。
 伊達なクニづくりを体感するために、岩出山を探索してみましょう!
 政宗公が岩出山城跡(平和立像)、有備館駅(白い騎馬像)、竹工芸館(座像)でお待ちしておりますよ。

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