東北の夏は短い!その短い夏を完全燃焼させるのが「祭り」です。新型コロナウィルスの影響で、中止や縮小が続いていた各地の祭りが、今夏、復活の兆しを見せています。
大崎古川の夏の風物詩「古川まつり」も、四年ぶりに通常開催で復活しました。古川まつりは、終戦から2年後の昭和22年(1947年)に始まり、今年で75回目を迎えます。大崎地方を代表する夏祭りであり、ひととき、古川まつりの七夕飾りが海を渡って、ブラジル・サンパウロで日伯友好に貢献したこともある歴史と伝統ある祭りです。
今年の古川まつりは、前日の花火大会でオープニングし、本番では七夕飾り、古川おどり、まつり太鼓、姉妹都市のうまいものフェア、江戸下町職人展、ぎっしり並んだ屋台など、暑さをものともせず大にぎわい。活気も、熱気も完全復活しました。
市内各地区でも夏まつりや盆踊り、花火が帰ってきました。姉妹都市の宇和島市「牛鬼まつり」や台東区の「隅田川花火大会」も完全復活し、地域全体で夏の盛り上がりを楽しんでいます。
日本の祭りは、鎮魂、災い払い、五穀豊穣などを祈念する神事の一面と、地域コミュニティの維持発展や景気高揚、まちづくりの役割も果たしています。この夏の盛り上がりを、秋の「こけし祭り」「政宗公まつり」「収穫祭」へとつなぎ、そのパワーでコロナ完全収束、日常復活、地域経済再生へダッシュしてまいりましょう。