1月28日、両国国技館で行われた第69代横綱白鵬改め宮城野親方の断髪式にご招待いただき、参列してまいりました。
定員一万二千人の国技館は超満員で、歌舞伎役者の市川團十郎さんの三番叟(さんばそう)でオープニングが飾られました。白鵬さんの最後の相撲、最後の土俵入りが披露され、断髪式は親方衆や現役力士など角界関係者の他にも、政界、財界、スポーツ界、芸能界などさまざまな分野の著名人に加え、海外からの来賓など280人がはさみを入れ、前宮城野親方が止めばさみで大銀杏を切り落としました。私も27番目にはさみを入れ、労いと激励の言葉をかけて、大役を果たしてきました。
歴代最多45回の優勝、横綱在位14年など、前人未到の金字塔を打ち立て、名実ともに一時代を築いた大横綱らしい前代未聞の豪華引退式でした。
白鵬さんが継承した宮城野部屋は、仙台藩お抱え力士であった宮城野錦之助が引退して興した部屋で、白鵬さんで13代目、宮城県に大変縁があり、230年の歴史を持つ部屋です。
白鵬さんと大崎市とのご縁は、東日本大震災で鳴子温泉に二次避難していた被災者を慰問激励においでいただいたことに始まります。
以来、観光大使「おおさき宝大使」にご就任いただき、各種イベントへの出演・交流、観光ポスターへの出演、優勝額や土俵入り用綱の寄贈、災害見舞金の寄贈等々、大崎市の守護神として多大なご貢献をいただきました。
これまでのご活躍と交流に感謝申し上げ、今後親方としてのさらなるご活躍を心より願っております。