先頃、市役所本庁舎新築工事安全祈願祭が挙行されました。
コロナ禍でありましたが、万全の感染症対策のもとで厳粛に執り行なわれました。
二年後の供用開始をめざし、いよいよ本丸築城の着工です。
現在の本庁舎は、築65年と老朽化したことに加え、合併市の本庁舎としては狭隘で、支所や県庁舎に庁舎機能を分散し、市民に不便をおかけしておりました。
合併時の新市建設計画では、合併10年をめどに新庁舎を建設する計画でしたが、財政再建や、災害復旧・復興を優先して着手が遅れておりました。
出城ともいえる総合支所、病院、図書館、子育て施設も完成し、合併15周年の節目の年にいよいよ本丸築城となりました。
また、今年は東日本大震災から10年を迎え、本市の復興計画及び中心市街地復興計画の仕上げの事業として、防災拠点機能を持つ本庁舎建設でもあります。
まさに、合併と震災復興の総仕上げの大事業であります。
さらに、地方創生の真っ只中での本丸築城は、未来へ羽ばたく大崎市の象徴としての思いを込めた事業でもあります。
わが国は、古代からクニづくり、まちづくりの中心に城を構え、城下町を形成してまいりました。城、城下町は防衛機能、政治・行政機能、経済・商業機能を集積し、歴史や文化を育んでまいりました。
現代版本丸築城を踏み台に、コロナ感染症や、自然災害襲来から市民を守る安全安心なまちづくりと、誇りと賑わいをつなぐ持続可能な大崎モデルを実現してまいりましょう。