令和3年4月志学の十五を迎えて

 本市が合併により誕生し、3月31日で15年の節目を迎えました。
 数々の困難や、幾多の災害を乗り越え、市民の交流や一体感が醸成され、大崎市発展の基礎、基盤を創り出してまいりました。
 これまでのまちづくりにご尽力いただいた方々への感謝を抱き、新しい時代でのさらなる飛躍に向け「宝の都(くに)・おおさき 魅力“真”発見」をテーマに15周年記念事業等を実施してまいります。
 中学校行事で「立志式」を行っている学校があります。成人式のルーツと言われる「元服式」にならい、将来の夢を誓い合う儀式です。
 また、儒教の創始者孔子の教えに、有名な「吾、十五にして学に志す。三十にして立つ。」の一説あります。十五歳の時に、自分の求める分野の専門的な勉強を始め、三十歳にして自分を確立する事を意味しております。
 まさに十五の年頃は、志学の時であります。
 大崎市のまちづくりに当てはめると、誕生15周年を迎えたこの時、15年の歩みを振り返り、自立する30年を見据えたまちづくりの道筋を描いていく、天の時であります。
 高い志と、本市の役割を自覚し、まちづくりの指針となる総合計画や、産業振興計画、地方創生総合戦略を、市民協働で学び、策定し、実践してまいります。
 間もなく開始する新型コロナウィルスワクチン接種で、早期に感染の収束を図り、15周年記念の歩みを確かなものにしてまいります。
 安全で、活力ある、希望に満ちたまちづくりにキックオフしてまいりましょう。

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