令和2年3月もくもく庁舎開庁

2月10日、待望の田尻総合支所新庁舎が開庁しました。

旧庁舎は、合併した三つの村が「丸く一つになろう」との思いから、昭和33年建設の全国でも珍しい円形二階建て庁舎でした。

長年親しまれてきましたが、経年による老朽化や、平成23年の東日本大震災の被害などにより建て替えとなりました。

地元主催による「円形庁舎お別れ会」が開かれたり、新庁舎「棟上げ式」も行われるなど、

地域住民参加、協働の下で解体、建設作業が行われ、いよいよ堂々の完成、開庁です。

新庁舎は旧庁舎に勝るとも劣らない話題の庁舎になるでしょう。

そのひとつは、田尻地域産材を豊富に使用し、木のぬくもりに囲まれた、明るくモダンな空間の庁舎です。

もうひとつは、平安時代、奥州藤原氏の関与が想定される仏像で、国の重要文化財に指定された「木造千手観音坐像」を収蔵、展示することです。

庁舎に国の重要文化財が収蔵展示されるケースは、全国でも大変珍しく、全国、海外からも多くの来庁者が訪れることでしょう。

田尻地域は、

国の重要文化財「遮光器土偶」発掘の地であり、日本で初の産金地「加護坊山一帯」や、ラムサール条約湿地の「蕪栗沼・周辺水田」、世界農業遺産の「大崎耕土」など、

自然遺産、文化遺産が数多く存在し、歴史と文化に彩られた地域であると言えます。

新庁舎がまちづくりの核として、安全・安心の防災拠点として、さらには活力ある交流拠点として長く活用されますことを念じております。

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