数年前、時の大臣が「右手に観光、左手に道の駅」、「道の駅が地方創生の強力な武器である」とスピーチされたことがありました。
今、道の駅への期待が非常に高まっています。
鉄道に駅があるように、道路にも駅がほしいとの提案から、1991年(平成3年)に実験的にスタートした「道の駅」は、今や全国で1、100か所を超え、県内にも14か所あります。
道の駅は、「休憩機能」、「情報発信機能」、「地域連携機能」を基本コンセプトにしておりますが、最近は災害時における「防災拠点機能」、さらには、地域を元気にする「ゲートウェイ機能」への期待も高まっております。
大崎市においても、安全安心なまちづくりの防災拠点機能と、まちの元気創造機能、世界農業遺産アクションプラン実践機能の期待を担って、いよいよ7月5日にオープンします。
さらに、新しい道の駅は、全国でも珍しい市街地立地型道の駅です。
伊達政宗公の家臣で、古川域1、500石を領した鈴木和泉守は、住民の安住と、経済の安定のために1604年御日市を開き、現在の古川八百屋市につながっております。その鈴木和泉守が没して、今年は400年。遺徳を偲び、現代版御日市もめざします。
大崎市にとりましては、3か所目の道の駅、大崎市誕生後初の道の駅です。
「ヒト、モノ、コト」が行き交う、大崎創生拠点施設として、存分に機能を発揮できるよう運用してまいります。
市民皆様のご愛顧を願っております。