平成29年10月
和牛のオリンピック!
9月7日から11日迄の5日間、第11回全国和牛能力共進会が本県を会場に開催されました。
私も実行委員会副会長として祭典に参加してまいりました。
この共進会は5年に1度開催され、「和牛のオリンピック」とも呼ばれ、日本の食文化を支える和牛の魅力を広く発信するものであります。
今年は、全国39道府県から過去最大の513頭が出場、9部門で競い合い、40万人超の来場者も詰めかけました。
宮城県勢は各部門で上位入賞を果たし、総合でも過去最高の4位と大躍進でした。
本市からは種牛の部で4頭、肉牛の部で1頭が出場し、堂々の入賞を果たしました。祝意と敬意を表します。
日本に牛が伝えられたのは弥生時代、稲作伝来と共に、田を耕作する牛を日本に持ち込
まれたといわれております。
同時に牛は信仰の対象にもなり、平和の象徴とされ、敬意を持ってみられ、浮世絵や絵馬、玩具、切手、絵はがきに描かれております。
現在では、田畑を耕す牛の姿はほとんど見られなくなり、使役用から肉専用に転換し、私達の食生活に欠かせない存在です。
大崎地方には仙台牛の生みの親名牛「茂重波号」を育んだ宮城県畜産試験場があり、霜降り牛を育てる良質米の稲わらの産地であり、年間2万頭が扱われている全国有数のみやぎ総合家畜市場もあります。
恵まれた環境、資源、素材を生かし「和牛の里大崎」を確立してまいりましょう。