平成27年5月 四百年の時空を越えて
 今年は十一月まで愛媛県宇和島市で「宇和島伊達四百祭」が開催されております。
 先日、そのオープニングを飾る初代藩主秀宗公の宇和島入部を再現する「大武者行列」に参列してまいりました。
 岩出山から貸し出した甲冑をまとった武者や騎馬隊、鉄砲隊のほか、手作りの鎧・兜を身に着けた親子連れ、伝統芸能「牛鬼」など総勢三千人が行列を組み、市中心部の商店街から宇和島城に向けて歩を進めました。
 秀宗公は伊達政宗の長子として生まれ幼名を兵五郎といい岩出山城で過ごしたこともありますが、幼くして豊臣秀吉の人質として差し出され伏見城で養育され元服。秀吉から大変かわいがられ秀吉の一字を与えられ秀宗と名乗り猶子(養子)となります。
 秀吉の死後、徳川家康の人質に差し出され江戸で暮らすことになります。大阪冬の陣に父政宗と共に参陣、めざましい功績をあげ、その功として伊予宇和島十万石の領地を与えられ、初代藩主になりました。正に有為転変。
 秀宗入部の際、仙台伊達家中から選ばれた五十七騎の騎馬団のほか、足軽、小者あわせて千二百名を従えての入部でした。
 その後、幕末まで九代二百五十年に亘り宇和島伊達家の歴史を刻んできました。
 伊達家の縁で旧岩出山と宇和島市、そして北海道当別町が姉妹都市になり大崎市に引き継がれました。
 四年前の東日本大震災の折には、義援金や支援物資、給水車、職員派遣など親身に亘るご支援をいただいております。
 今年は是非、宇和島に足を運んで伊達交流を深めてみませんか!

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