平成27年4月
大崎お米物語
♪米という字を分析すればヨー
八十八度の手がかかる
お米ひとつも粗末にならぬ
米は我らの親じゃもの♪
宮城県民謡「米節」の一節で、お米作りはたくさんの手間がかかってようやく作られるという、お米に感謝する唄です。
四月、今年も米作りが始まりました。種播き、田んぼの準備が始まります。
しかし、今年の米作りは、農家の士気が上がりません。米価の落ち込み、TPP交渉の行方への不安などからです。
そのような中で、一筋の光明に思える期待の星がササニシキ系新品種「ささ結び」です。かつてお米の「東の横綱」と称されたササニシキ。そのササニシキのあっさりした食感を受け継ぎ、寿司屋さんや、料亭、和食ファンに高い評価をいただいている「ささ結び」がいよいよ今年から市場デビューします。
その「ささ結び」を一層美味しく乾燥、貯蔵するための助っ人「古川カントリーエレベーター」も昨秋完成しております。
すでに地元、仙台、首都圏で大々的なPRと売り込みを計画しております。
一昨年の和食ユネスコ無形文化遺産登録も追い風にしてインバウンド対策や海外販売戦略も視野に入れております。
身近な成功例として鳴子の米プロジェクト「ゆきむすび」が神田のおむすびやさんや、赤坂の一流鰻屋さんと契約する取り組みも始まっております。
美味しいお米を食べられる幸せと、日本の稲作文化を継承、発展させていくためにも、お米に感謝しながら食べ続けていきましょう!