平成23年6月
復興へ頑張ろう!
おびただしい犠牲の下、今、復旧から復興に向けて胎動を感じ始めております。
鳴子川渡で「復興へ頑張ろう!菜の花フェスティバルinおおさき」が、市民手づくりで開催されました。菜の花は、塩害に強いこと、放射性物質を吸収すること、バイオディーゼル燃料として利用できることから、復興の象徴、灯し火として期待が寄せられます。当日は鳴子温泉に滞在する避難者、市民千五百人が集い、沿岸部の首長や、さとう宗幸さん、杜けやきさんなども駆け付け菜の花に復興を誓い合いました。
平泉が、東北で初めて世界文化遺産に登録されることが現実化してきました。朗報です。平泉は藤原清衡が浄土(平和)を目指した都であること、マルコ・ポーロの東方見聞録で黄金の国ジバングと世界紹介されたことなどを重ね合わせると、震災から復興への象徴、東北観光復興への起爆剤として期待が高まります。
さらに朗報がありました。二年後の春、本県にとって、二度目の大型観光宣伝「デスティネーションキャンペーン(DC)」が決定しました。今年の青森DC、来年の岩手DC、二年後の宮城・仙台DC、同年秋の秋田DCと続き、東北が復興、元気になる契機へと期待されます。
震災の影響で遅れていたセントラル自動車の宮城県への全面移管と「ベルタ」に続き「カローラ」の生産も開始され、復興につながる、ものづくり東北が着実に稼働しました。
本市出身の藤岡奈穗子さんがWBC女子ミニフライ級王座を獲得、新チャンピオン誕生は復興に励みと躍動を与えてくれました。
これら復興への動きに元気をいただき、大崎市発復興計画策定に立ち上がりました。
市民皆様のご参加とご協力を切望します。