一月九日、大崎市民会館で成人式が行われた同時間、東京体育館で春校バレーの決勝戦の熱戦が展開されておりました。
　公務のため応援に駆けつけられなかった私は、式辞に先立ち新成人に呼びかけ「古川学園チャチャチャ」「古川学園頑張れ！」の応援コールを行いました。結果は東九州龍谷（大分）に一対三で逆転負けし、インターハイ、国体に続く夢の同一年度三冠達成こそ逸したものの、堂々の準優勝でした。古川学園の活躍は大崎市の名を全国に轟かせ、選手達のさわやかなプレーは市民に夢と励ましを与えてくれました。「素晴らしい準優勝」を市民あげて喜びたいと思います。選手の皆さんご苦労様でした。新たな頂点をめざして再スタートされることを期待しております
　バレーボールと私の衝撃的な出逢いは、一九六四年第十八回東京オリンピックで「東洋の魔女」と呼ばれ、回転レシーブを駆使し、優勝した女子日本チームの活躍を目の当たりにしたことでした。
　バレーボールは、一八九五年アメリカの体育指導員ウィリアム・モーガンによって発明され、誰でも気軽に楽しめるポピュラーなスポーツとして全世界に広まりました。日本には一九一三年に紹介され、世界に通じる日本のお家芸スポーツとして、老若男女が親しめる大衆スポーツとして定着、成熟してまいりました。古川・大崎はバレーボールのメッカとして競技人口も広く厚い。各種大会も開催され、市民のバレーボール熱も高い。
　今回の古川学園の活躍を踏み台に、大崎のバレーボールの新たな歴史が創造されていくことを衷心より念じております。