大相撲春場所(大阪場所)で、東十両筆頭の時疾風関が二回りも大きい力士を堂々と寄り切り、勝ち越しを決め、新入幕を果たしました。
宮城県出身力士としては、五城楼(現浜風親方)以来27年ぶりの快挙であり、コロナや災害など暗いニュースが続いていた私たちに久々の朗報でした。
慶びと期待にわく地元では、先日、時疾風関を育んだ瀬峰、栗駒中学校、小牛田農林高校、東京農大の関係者や相撲ファン220名が集い、大崎市内で大祝賀会を開催し、お祝いとさらなる活躍へエールを送りました。
相撲の魅力・醍醐味は、「気は優しくて力持ち」の日本男子らしさと、「礼節」を大事にする立ち居振る舞い、「小よく大を制す」小さい力士が大きい力士を豪快に投げ飛ばす技でしょう。
時疾風関の絶大な人気は、それらの要因全てを持ち合わせていることです。男前・紅顔の若武者であり、美しい仕切りや立ち合い、どんなに大きな力士にでも奇計などを用いない正々堂々、真っ向勝負で挑む真摯な姿勢が魅力です。
今後一層稽古に励み、幕内上位、三役を目指してほしいと期待しています。
さらに願わくば、第三代横綱丸山権太左衛門(道の駅米山に銅像)、第四代横綱谷風梶之助(仙台勾当台公園に銅像)、第九代横綱秀ノ山雷五郎(気仙沼岩井崎に銅像)、第十八代横綱大砲万右衛門(白石城に銅像)に次いで、本県五人目の横綱をも目標に...