平成19年6月
仇討ちまんじゅうとの出逢い
北海道・東北ブロック簡易水道協議会の大会長を務めた白石で「仇討ちまんじゅう」に出逢った。中心市街地の賑わいづくり研究会が、地域PRや特産品販売の企画のために製品化した中の一品です。企画の基になった物語は「奥州白石ばなし」として歌舞伎や浄瑠璃の題材にもなった実話伝説です。1箱6個入り。一つだけ「仇討ち」の激辛まんじゅうが入っている。遊び心が楽しく5パックお土産に買い、秘書課のお茶会や、夜の宴会で、1‥2‥3でガブッと。数秒後に「辛〜い!」見事に「仇討ち」されました??
おもしろいお土産を発見したと同時に、目からウロコ!これからの観光戦略を開眼した思いでした。観光産業は21世紀のリーディング産業と言われている。観光に係わる産業のすそ野は広く、旅行消費額は24兆円、生産波及効果55兆円、雇用創出効果469万人、税収効果5兆円の魅力ある産業です。
又、人口減少時代へ向かう中で、20万都市への挑戦を旗印にする本市にとっては、交流人口を増やす有望な地域振興策でもあります。
大崎市は日本一の温泉泉質、豊富な食材があり、多彩な四季感と日本の美しい原風景も数多くあります。さらには伊達政宗、徳川家康、松尾芭蕉、源義経、千葉周作、小野小町など、埋もれている壮大な伝説や歴史絵巻もあります。
素材も資源も十分にあります。あとはやる気です。仇討ちまんじゅうに負けないストーリーと仕掛けに知恵を出し、明秋のデスティネーションキャンペーンに向けて、観光都市大崎を創造してまいりましょう。